ある月の週末、バカが休んだ。
前日に飲みに行ったのを目撃されていたので、一緒に行った人に聞くと、
朝の5時まで飲んでいたらしい。
午後に上司が家に行ったが留守だった。。。

週明けも休んだ。
みんなが携帯に電話をした。
「この電話はお客様のご都合により・・・・」
未払いで止まっている。

携帯で連絡が取れなくなったら自宅で待つしかない。
上司が家を見張り、帰ってきたとこで会社に連行。

午前:会議室
午後:上司2人と本人が実家へ

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両親を前に話をし説明。
友人分は親が代わりに返済することになったようだ。
もうすぐ退職するおやじの退職金がパー。
両親は泣き、辞めさせないでくれと懇願した。

<当時の上司の一言>
 「だって辞めてもらいたいけど親が泣くんだもん。
  俺の方が泣きたいよ」

いろいろと調べた結果、携帯だけでなく電気水道ガス全てが滞納で止まる寸前。
携帯は5万円/月の請求が来ていた。
それが2ヶ月分。
80000パケット/月って何をどうしたら使えるんだろう?
一般人には理解不能。
しかもプランは一番安いやつだけ。
ばっかじゃない。

全ての請求書の送付先を実家に変更し、携帯のキャリアを変えた。
今の番号だと返済済みの闇金にばれてるのでかかってくるのはいやだと。

会社の身近な人間には知らされることになり、上司がみんなを呼んだ。
こういうバカなので、申し訳ないが飲みとかの行動を見張ってくれと。
ただ、本人に頑張る気があるので仕事上は普通に接してやってくれと。
会社にかかってくるバカ宛の苗字のみの不審な電話も居留守にしてくれと。
オオゴトにはなってるのだが、役員には収束してから報告するからよろしくと。

寛大な会社だよなぁ。
っていうか上司がイイ奴だなぁ。

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その後、ボーナス日に被害者の会が会議室に呼ばれ、
上司立ち会いのもと本人から返済。
あやぞうは額が大きいので親から銀行に振り込まれる。
そして友人分は完済したようだった。

消費者金融はまだ大量に残っているようだが、
友人分が終わったことで上司も手を引き、あとは家族でどうにかしてくれと。
詳細は不明だが弁護士にも相談して整理を始めた頃、会社に頻繁に電話が。

「バカおるか?金融のもんだけど。
 いねぇん?
 なら借りたもんは返せって伝えとけや。」ガシャ

完済した闇金が携帯がつながらないのでかけてきたようだった。
他にも数件在籍確認ぽい電話が入る。
回す前に切れてしまうのだ。

とりあえず今後は「退社しました」で統一することに。

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大団円は迎えてないが、今のところバカ物語はここまでだ。
また楽しい続きがあったらその5でお会いしましょう。

追記
 ・その2で書いた借金理由は全部嘘で借金は自分のモノ
 ・何に使ったか?
   →酒・キャバクラ・パチスロ・無駄遣い(女に使ったり含む)
 ・妹は自分で学費を払ってるまじめな看護学生

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