新宿厚生年金会館で襲名披露興行を見てきた。
2時間半にわたり、いっ平・小朝・木久蔵・正蔵のネタをみた。
口上もあって三本締めもやって、初めての本物に感動した。
ホールの設備がいいから、拍手がまた響く響く。
あれを一身に受けてる正蔵はどんな気持ちだろう。
自分が舞台に座っていたら嬉しくて心臓つかまれたように緊張して泣くな、と思った。
まあ、そんな機会はないんだけど。

小朝はやっぱ安定感があるね。
いっ平の次だったから余計に安心して笑える。
ただ、カラオケ題材でハンドマイクやら持ち込んでやるのをみると、
落語じゃないよなぁ、、、って思っちゃう。
古典から離れがちな昨今ではアリなのかもしれないけど、ネタが葬儀だしなぁ。
襲名披露興行でそれを選ぶのに違和感を感じた。
古典を見たいなら、独演会や寄席に行けってことか。

木久蔵の噺は、まぁ別にいつも通り。
「赤万景峰号・黄万景峰号・青万景峰号」
ってちょっと古いし。
笑点でも自分でやってたじゃん。

そして正蔵師匠。
渋谷で写真みたら99%こぶ平って言われるであろう正蔵師匠。
一ヶ月半の各寄席巡りで名前にもだいぶ慣れたようだった。
今日の演目は「四段目」
やっぱ子供ネタがいいんだろうなぁ。
一回目は「子は鎹」だったし。
「寝床」とかも見てみたいなぁ。
これからも応援しようと思った。

いやぁ、見に行ってよかったよ。
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余談。
その後17時前から打ち上げを開始し、21時にはへろへろに。
後輩達に迷惑をかけなんとか電車に乗ったが寝過ごし、起きたら聖蹟桜ヶ丘。
自分への自責の念と自戒をこめて歩くことにした。
夜中2時間半、多摩川の土手を落語やりながら歩く。
ばっかだなぁ。
うち着いたの3時でした。
お疲れ様。

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